T17 - テレジーン観光ツアー
テレジーンは元々、優れた軍事要塞として18世紀に皇帝ジョゼフ二世によって建設されましたが、その後、政治犯用の刑務所としても使用されました。第二次世界大戦中、ユダヤ人強制収容所と化したテレジーンへは、ヨーロッパ各国のユダヤ人が送り込まれ、最終的に35000人のユダヤ人がここで命を奪われました。
ツアー内容:テレジーン強制収容所、テレジーン・ゲットー資料館
テレジーンについて
テレジーンの町は、プラハの北西約65kmの位置にあります。この地で、第二次世界大戦中、全く信じ難い3万5千人にも及ぶユダヤ人大虐殺が行われました。
基礎知識
テレジーンは元々、優れた軍事要塞として18世紀に、皇帝ジョゼフ二世によって築かれました。その後、政治犯用の刑務所としても使用され、オーストリアの皇太子フランツ・フェルディナンドを暗殺した、サラエボ事件の主犯プリンツィプも収容されていました。第二次世界大戦中、ユダヤ人強制収容所と化したテレジーンへは、ヨーロッパ各国のユダヤ人が送り込まれ、最終的に3万5千人のユダヤ人がここで命を奪われました。
テレジーンの町に1947年、幾千人の被害者を報いる為、国立追悼記念館が開館し、後にテレジーン記念館に改名されました。テレジーン記念館は、第二次世界大戦中、ナチスドイツ軍に占領下に置かれたチェコ国内で人種差別、政治的な理由により虐殺された被害者を報いる為の国内唯一の正式機関です。記念館の目的は、この地で起きた事実を博物館という形で後世に伝え、研究、教育の役に立てながら、大虐殺被害者の死に報いることです。