T1 - 世界遺産 チェスキークルムロフ観光ツアー
オーストリアとの国境近くに位置する可愛らしい南ボヘミアの町、チェスキー・クルムロフ。ヴルタヴァ川の蛇行地帯にあるこの町は、現在に至るまでほぼ当時の様子をそのまま残している中世建築の宝庫です。ボヘミア地方では、プラハ城に次ぐ規模をもつ大きなチェスキー・クルムロフ城は、この町の中心的な建物であり、魅惑的な景観と町並みを造り上げています。町全体はユネスコ世界遺産に登録されていると同時に、人類の真の文化財産に値する町です。城館内には、他に例を見ないユニークなバロック様式の劇場と、喜劇コメディアン・デラレテをモチーフにかわいらしくペインティングされた舞踏会場も含まれています。チェスキー・クルムロフは音楽とビジュアル・アートが盛んな町でもあり、その代表ともなるのがエゴン・シーレ文化センターにある展示作品です。
ツアー内容:旧市街、城館、聖ヴィート教会
チェスキー・クルムロフ観光ツアー
中世の町並みを強く残しているチェスキー・クルムロフは、プラハの南160 kmの位置にあり、ユネスコの世界遺産に登録されています。
チェスキークルムロフの写真:
基礎知識
中世の町並みを今も強く持ち続ける、このかわいらしい南ボヘミアの町は、1992年にユネスコ世界遺産に登録されました。主要歴史建造物は、クルムロフ城と、聖ヴィート教会です。
伝説によれば、“クルムロフ”の名は、ドイツ語の"Krumme Aue"から由来していると言われ、直訳すると「曲がった草地」となり、町がヴルタヴァ川の激しい湾曲地帯にあることを考えれば理にかなっています。また、“チェスキー”とは、チェコ語でボヘミア(地方)という意味です。
クルムロフ城は、元々ゴシック様式の城としてヴルタヴァ川の湾曲地帯に沿って建てられ、当時の町の領主により1250年以前に建設されました。1680年代にエーゲンベルク家のヨハン・クリスチャン1世により、農業、建築、芸術などが急速に発展し、当時の経済恐慌を乗り越え、30年戦争の影響を受けた芸術文化を守ることに成功しました。また、ヨハン・クリスチャン1世は、チェスキー・クルムロフの町をバロック様式へと改修していきました。
町の歴史中心地区にある300以上の建物が、ユネスコの世界遺産に登録されています。また、チェスキー・クルムロフ城はプラハ城に次ぐ、国内第二番目の規模を誇ります。城内見学では、世界最古のバロック様式の劇場も見学することができます。